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木を神の依り代として大切にし、神を一柱(はしら)、二柱と数えた日本人
国土の約7割が森林に覆われた日本は、世界でも有数の森林大国として知られています。森が維持されてきた背景には、日本人の木に対する特別な思いがありました。森は生態系を守り、あらゆる生き物を育みます。木はクリやトチノミなどの食料を与えてくれ、住居や舟、衣類などの材料にもなり、衣食住に欠かせないものでした。 樹齢を重ねる巨樹は永遠の生命力を感じさせます。やがて人々は、木に神の存在を感じ、神の宿る木を尊ぶようになりました。神を「柱」で数えるのは、社殿が建てられるようになる前、木の御柱に神々を招いて祭りが行われたことによると言われています。伊勢神宮の正殿床下に建てられる「心御柱(しんのみはしら)」は特別な御柱とされ、心御柱の奉建は式年遷宮の祭りの中で特に重んじられてきました。 遷宮の後、神宮の古材は、全国の神社の造営などに再利用されます。将来の遷宮のための植樹も行われてきました。神の宿る木を大切にしながら、人々は今を生き、命を未来につないでいくのです。






































































